【25年2月最新】プライオリティパスの改悪情報まとめ!おすすめの代替クレカも合わせて紹介

クレジットカードに付帯する数ある特典の中でも、とくに人気を集めているプライオリティパス

プライオリティパスで利用できるラウンジ内では、軽食、アルコール、ソフトドリンクなどが提供され、混み合う待合スペースを避けて飛行機出発までの時間を過ごすことができるため、空港のオアシス的な存在として旅行者からは親しまれています。

そんな人気のクレジットカードに付帯するプライオリティパスですが、昨今利用できる範囲が制限されるなど、改悪と呼ばれる状態が続いています。

この記事では、各クレジットカードではどのような改悪が行われているのかについて解説します。

目次

前提:プライオリティパス付帯のクレカごとで改悪される

引用:三井住友トラストクラブ公式サイト

各クレジットカード会社から発表されている改悪の情報をご紹介する前に、前提となる知識について解説します。

そもそもプライオリティパス特典と一口に言っても、クレジットカード会社やカードの種類により利用できる施設や回数には制限が設けられています

そのため、改悪の内容についても異なりすべてが同じサービスになったというわけではありません。

この後の章では、改悪された内容やその背景についてまとめていきます。

改悪される内容

プライオリティ・パスでは、どのようなサービスが利用できるのかについて改めておさらいをします。

本家のプライオリティ・パス公式サイトから申し込みを行ったプライオリティ・パスでは、以下のようなサービスが利用可能です。

プライオリティパスで利用ができるサービス一覧
  1. 空港ラウンジ
  2. 空港内のレストランやスパでの優待
  3. アプリを使った免税品のショッピング
  4. 空港送迎サービス
  5. レンタカー

上記のように様々なサービスが提供されていますが、昨今よく行われる改悪では、

  • 空港ラウンジ以外のサービスは利用できない
  • 空港内のレストランやスパは海外の空港でしか利用ができない(日本国内の空港では利用不可)

といった事がよく行われます。

また、空港ラウンジについては年間〇〇回まで無料で利用可能、それ以上は有料利用といった利用回数に制限を設けている場合もあります。

また上記両方の制限を設けているケースもあり、利用者の利便性が失われている現状です。

プライオリティパス付帯のクレカが改悪する理由

それではなぜこのような改悪が続いているかを解説すると、その背景には急激な利用者増加に伴う、クレジットカード会社のコスト負担の増加があります。

引用:プライオリティ・パス公式サイト

カードの付帯特典であれば無料で利用ができるプライオリティパスですが、仮に公式サイトから申し込みを行った場合は会員のランクにもよりますが、約15,000円〜70,000円ほどの支払いが必要となります。

項目スタンダードスタンダード・プラスプレステージ
年会費99ドル329ドル469ドル
ランジ利用制限各回USD:3510回まで無料無制限

つまり、利用者の裏ではこれらにかかる費用をカード会社が負担をしているということです。(おそらく、カード会社とプライオリティ・パス社では契約があり、若干の割引などはあると思われます。)

また、利用者増加の理由には、SNSやブログを通してプライオリティ・パスがより多くの人に認知がされたといった背景があります。

一昔前までは、旅行好きの一部の人のみが知るサービスでしたが、昨今では多くの人にその情報が行き渡り、そのお得さゆえ、利用者が増加してしまったというわけです。

プライオリティパスの改悪情報

ここでは、2019年〜2025年にかけて発表された、各社のプライオリティ・パスの改悪情報についてご紹介します。

2025年4月の改悪情報:三井住友カードとダイナースカード

三井住友カード

三井住友カードのプライオリティパスの改悪情報については、以下の通りです。

三井住友カードの改悪情報
  • プライオリティ・パス メンバーズシップカードからデジタル会員証(プライオリティ・パス アプリ)に変更
  • 申込み方法が、メンバーズセレクションへの申込不要になり、専用ページから可能に
  • 同伴者の利用料金が、1名につき$29から、1名につき$35に変更

大きなところでは、同伴者の利用料金が$6アップとなります。その他の2点の変更については、利用者目線ではあまりマイナスな印象は受けません。

一方で、三井住友カードでは2024年12月にも改悪が行われています。

ダイナースカードでは、国内空港でのレストランやリフレッシュ施設に該当するサービスの利用が停止となります。

レストランで無料の料理が楽しめるなど人気のサービスであったため、大きなマイナスです。

ただし、海外の空港のレストランなどについては今まで通り利用することが可能です。

ダイナースカードの改悪情報
  • 国内空港での、「お食事」「リフレッシュ」「休憩」等に該当する施設は利用対象外

国内の「ラウンジ」施設および、海外のすべての提携施設は引き続き利用可能

2025年2月の改悪情報:楽天プレミアムカード

楽天プレミアムカードでは4つ同時にまとめて、大きな改悪が起こります。

楽天プレミアムカードの改悪情報
  • プライオリティ・パス メンバーズシップカードからデジタル会員証(プライオリティ・パス アプリ)に変更
  • 年間の利用回数が無制限から、年間5回までに変更(6回目以降は35ドル)
  • 利用できる施設が、国内・国外の「ラウンジ」施設のみに変更
  • 同伴者の利用料金が、1名につき3,300円から、1名につき$35に変更

とくに、ラウンジの利用回数の制限、国内外問わず利用できる施設がラウンジのみとなるのは、旅行に行く頻度の高い方は要注意です。

また無料で利用ができる回数も5回と、往復でラウンジを利用した場合、3回目の旅行では往路か復路のみでしかラウンジが使えないという、なんとも利用者泣かせの設定がされています。

2024年12月の改悪情報:三井住友カードプラチナ

2025年4月の改悪で三井住友カードの情報を掲載しましたが、実は2024年12月にもすでに改悪が行われています。

やはり他のカードと同じく、利用施設に制限が設けられた結果です。

三井住友カードプラチナの改悪情報
  • 国内空港での、「お食事」「リフレッシュ」「休憩」等に該当する施設は利用対象外

※国内の「ラウンジ」施設および、海外のすべての提携施設は引き続き利用可能

2024年10月の改悪情報:JCBカード/MUFGカード

JCBカード/MUFGカードの改悪は、利用できる施設の変更です。国内・海外問わず、利用できる施設はラウンジのみへと制限されています。

JCBカード/MUFGカードの改悪情報
  • 利用できる施設が、国内・国外の「ラウンジ」施設のみに変更

※「お食事」「リフレッシュ」「休憩」等に該当する施設は利用対象外

参考までに、日本国内でラウンジ以外のサービスを提供している、空港施設には以下の一例があります。

3,400円分のお食事目当てで、プライオリティパスを利用していた方はご注意ください。

空港ターミナル併設施設
東京・成田国際空港第1ターミナル・Japanese Grill & Craft Beer TATSU
・肉料理 やきすき やんま
第2ターミナル・9h nine hours Narita Airport
・鉄板焼 道頓堀 くり田
第3ターミナル・ぼてぢゅう屋台
東京国際空港(羽田)第1ターミナル・Foot Bath Cafe & Body Care LUCK
第2ターミナル
第3ターミナル
羽田エアポートガーデン・All Day Dining Grande Aile
名古屋・中部国際空港Flight of Dreams Building・The Pike Brewing Restaurant & Craft Beer Bar
第1ターミナル・海膳空膳
・ぼてぢゅう
・くつろぎ処
大阪・関西国際空港エアロプラザ
第1ターミナル・Botejyu 1946
・Japan Travelling Restaurant by BOTEJYU
鹿児島ランドサイド – 3階・Body Care LUCK

2019年8月の改悪情報:アメックスカード

アメックスでは他のクレジットカードよりも一足早く、改悪が行われています。

アメックスグリーンからプラチナカードなどの上位ランクのカードまで一律で、利用できるサービスが「ラウンジのみ」となりました。

なお、ここでお伝えしているアメックスカードとは、アメリカン・エキスプレスが発行しているアメックスカードを指します。

アメックスの提携カードの場合は、運用が異なりますので誤解がないようにご注意ください。

アメックスカードの改悪情報
  • 利用できる施設が、国内・国外の「ラウンジ」施設のみに変更

※「お食事」「リフレッシュ」「休憩」等に該当する施設は利用対象外

改悪してなく利用制限なし!プライオリティパス付帯のおすすめクレカ

2025年2月現在で、プライオリティパス付帯のおすすめクレジットカードを紹介します。

セゾンプラチナビジネス

カード名セゾンプラチナビジネスアメックス
国際ブランドAMEX
年会費本会員22,000円(初年度無料)
追加カード3,300円
ポイント還元率0.5%
プライオリティパスプレステージ
旅行損害保険海外最大1億円
国内最大5000万円

セゾンプラチナビジネスアメックスには、プライオリティパスの最高ランク「プレステージ会員」が付帯されます。

現在のところ年間でのラウンジの利用回数制限、飲食店やリラクゼーション施設に関する制限もないため、プライオリティパスへ通常入会したときと同じサービスを受けられます。

カードの年会費についても22,000円とプラチナカードにしては比較的リーズナブルである点も人気の理由のひとつです!

特典として初年度については無料で利用もできます。

またビジネスカードでありながら会社員でも申し込みができるため、費用を抑えてプライオリティパスを保有したいと考えるのであれば、セゾンプラチナビジネスアメックスがもっともおすすめです!

\今なら初年度年会費が無料!/

ラグジュアリーカード チタン

カード名Mastercard® Titanium Card™
国際ブランドMastercard
年会費本会員55,000円
追加カード16,500円
ポイント還元率1.0%
プライオリティパスプレステージ
旅行損害保険海外最⾼1億2千万円
国内最高1億円

ラグジュアリーカード チタンには、プライオリティパスの最高ランク「プレステージ会員」が付帯されます。

ラウンジや飲食、リラクゼーション施設の利用に関する制限は一切なく、年間で何回でも利用可能です。

ラグジュアリーカード チタンは、一般申込みができるラグジュアリーカードの中では最も低コストで保有ができ、基本的な特典などはすべて網羅されています。

年会費が高いと言われるラグジュアリーカードをまずは保有したみたいと考えられている方に、おすすめの1枚です。

ポイント還元率に関しては1.0%を有し、貯めたポイントはANAやJALのマイルへ手数料不要、年間の移行数が上限なしで交換できます。

他社のクレジットカードでポイント加算の例外や対象外とされている、モバイル決済やチャージでも1.0%の変わらない還元率が適用されるのもラグジュアリーカード チタンの強みです!

エポスプラチナカード

カード名エポスプラチナカード
国際ブランドVisa
年会費本会員エポスプラチナカードから招待:20,000円
上記以外:30,000円
※年間利用額100万円以上で翌年以降20,000円
追加カード発行なし
ポイント還元率0.5%
プライオリティパスプレステージ会員
旅行損害保険海外最高1億円
国内最高1億円

エポスプラチナカードには、プライオリティパスの最高ランク「プレステージ会員」が付帯されます。

ラウンジや飲食、リラクゼーション施設の利用に関する制限は一切なく、年間で何回でも利用可能です。

エポスプラチナカードは年会の決済利用金額に合わせて最大10万円分のボーナスポイント付与、お誕生日月ポイント2倍など、ポイントを貯めるにはおすすめのカードです。

貯めたポイントは年会費への充当、電気・ガス・水道などの固定費、ネット通販の費用に充当することができます。

また、年間100万円以上のカード利用で通常年会費30,000円が、20,000円になるお得な特典も用意されています。

年会費を抑えてプライオリティを保有したい方は、申込みの候補にエポスプラチナカードを入れておきましょう。

プライオリティパスの改悪情報まとめ

クレジットカードの特典として付帯されるプライオリティパスは、改悪の一途を辿っているのが現状です。

この記事で紹介したクレジットカード以外も、今後改悪されることは十分に想像ができますが、使えるうちに十分に使い倒して空の旅を快適にしてください。

以上、プライオリティパスの改悪情報でした。

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