【2024年11月最新版】真に持つべきおすすめのANAカード6選!選び方から注意点、キャンペーン情報まで分かりやすく解説

ひとことにANAカードと言っても20以上のラインナップがあり、どれを選べばいいか悩んでしまうかもしれません。

選ぶのを難しくしているのは「これを選べばOK!」というANAカードがないのに加えて「発行するタイミング」でも選ぶべきANAカードが変わる点にあります。

クレジットカードは不定期で入会キャンペーンを行なっており、ふだんのカード決済やフライトで貯めるマイル数とは比にならないほどのマイルを一気に貯められるためです。

カード決済月25万円決済で年間50,000マイル
フライト東京〜沖縄を20往復で50,000マイル
入会キャンペーン一発で100,000マイル前後

この時期では、ANAカードの選び方から、キャンペーンを加味しない場合のおすすめANAカード、そして2024年11月現在でとくにおすすめなANAカードを紹介します。

もくじ

2024年11月現在:真に持つべきおすすめANAカードは?!

2024年現在で、とくにおすすめなANAカードは「ANAアメックスゴールド」です。ANAアメックスゴールドは、ANAとアメックスが提携して発行するゴールドカードです。

カード名ANAアメックスゴールド
国際ブランドAMEX
年会費34,100円
マイル還元率1.0%(最大2.0%)
空港ラウンジ国内28か所、海外1か所
プライオリティ・パス(年間2回まで無料)
海外旅行傷害保険最大1億円
国内旅行傷害保険最大5,000万円
キャンペーン情報最大80,000マイル

ANAアメックスゴールドがとくにおすすめな理由は「入会キャンペーンで合計70,000マイル相当のポイント」を獲得できる点です。

  • 入会時:2,000ポイント
  • 入会後3ヶ月以内に合計60万円以上の利用:16,000ポイント
  • 入会後3ヶ月以内に合計100万円以上の利用:12,000ポイント
  • 入会後3ヶ月以内に合計180万円以上の利用:20,000ポイント
  • 通常利用ポイント:18,000ポイント
  • マイ友プログラム:2,000マイル

ANAアメックスゴールドのキャンペーンについては、以下の記事でまとめています。

入会キャンペーンだけではなく、メインカードとして活躍するスペックと特典があるため、今ならANAアメックスゴールドを発行しておけば間違いありません。

ANAアメックスゴールドの強み
  • マイル還元率が1.0%と高還元率
  • ポイントの有効期限が無期限
  • マイル移行手数料が無料(通常、年5,500円)
  • 国内主要空港の空港ラウンジが利用可
  • 旅行傷害保険が充実

年会費が34,100円(月々2,842円ほど)である点と、入会キャンペーンの獲得条件のハードルが高い点がデメリットですが、2点がクリアできるならANAアメックスゴールド一択です。

ちなみに、ANAアメックスゴールドの年会費がネックな場合には、発行後に下位カードへのダウングレードをするのも手です。

ANAアメックスに切替をした場合には、ANAアメックスゴールドの年会費を月割にして残りを返金してくれます(保有から半年間は切り替え不可)。

下位カードのANAアメックスは、特典こそANAアメックスゴールドに劣りますが、マイル還元率が1.0%あるので、メインカードとして十分活躍します。

もし入会キャンペーンの獲得条件が厳しい場合には、最初からANAアメックスでもいいかもしれません。

ANAアメックスは合計16,000マイルもらえるため、十分お得です。16,000マイルあれば、ハワイ往復してもお釣りが来るほどです!

ANAカードの基礎知識

「ANAカードにはどんな種類があるのか?」
「グレードや国際ブランドの違いはなに?」

まずは、上記にような疑問を解決します。

ANAカードの種類について

全てのANAカードを掲載しているわけではありません

JCBVisaMastercardAMEXDiners
一般カードなし
一般カード
(交通系IC一体型)
なしなし
ワイドカードなしなし
ゴールドカード
プレミアムカード

ANAカードには全部で20種類以上のラインナップがあります。

4つの国際ブランド(JCB・Visa・Mastercard・アメックス・Diners)と、4つのグレード(一般・ワイド・ゴールド・プレミアム)の掛け合わせなので、わかってしまえば意外とシンプルです。

国際ブランドとグレードごとにある程度の特徴が決まっているため、「どの国際ブランドがいいか」「どのグレードがいいか」が決まると、自然と発行すべきANAカードが分かります。

ANAカードのグレードごとの違い

ANAカードには4つのグレードがあります。一般・ワイド・ゴールド・プレミアムの4種類です。

基本的に上位ランクのカードになるほど特典やサービスが充実する一方で、年会費もあがります。そのため、ライフスタイルや飛行機の利用頻度などを考慮し、年会費とのバランスを考慮することが大切です。

ANAカードを保有すると、入会時と継続時、ANAグループ便利用時にボーナスでマイルがもらえますが、ボーナスマイルは、カードランクにより決まっており、どの会社と提携しているか?で変わるものではありません。

スクロールできます
対象カード入会時継続時フライトマイル
一般カード1,000マイル1,000マイル区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%
ワイドカード2,000マイル2,000マイル区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25%
ゴールドカード2,000マイル2,000マイル区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25%
プレミアムカード10,000マイル10,000マイル区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×50%

一般カード

一般カードは、ANAカードの中でもっともベーシックなカードです。初年度の年会費が無料、継続特典マイルを考えると実質無料で保有がができるようなカードが多いです。

また社会人だけでなく、学生さん向けのカードも発行されているため、申込みがしやすいメリットもあります。

一方で年会費が抑えられているため、旅行傷害保険やラウンジといった、上位カードに付帯する特典はほとんど利用できません。

一般カードの中でもっともおすすめなANAカードは、アメックスが発行する「ANAアメックス」です。

ANAアメックスは入会特典が豪華であるのに加えて、マイル還元率1.0%や旅行特典が充実など、メインカードとして十分活用できるANAカードです。

ワイドカード

ワイドカードは、三井住友カードから発行されているカードです。

一般的なクレジットカード分類では、一般、ゴールド、プラチナ(プレミアム)の3つに分類されており、ワイドカードはANAカード独自に設けられたカードランクです。

年会費については本会員が7,975円と一般カードに比べると少し上がりますが、入会・継続特典が2,000マイル、フライトマイルが25%加算などANA便をよく利用する方であれば、年会費分のマイルを十分に獲得することが可能です。

また旅行傷害保険が最大5,000万円まで付帯されるなど、補償の面でも充実しています。

出張などでANAグループの飛行機に乗る機会が多い方で、できる限り年会費を抑えたい方向けのグレードです。

ゴールドカード

ゴールドカードは、JCBやVisa、Mastercard、AMEX、Dinersのすべての提携会社から発行されています。

国内主要空港のラウンジ利用、ポイントからANAマイルへ交換する際の手数料が無料、5,000万円〜1億円までの旅行傷害保険などさまざまな特典が用意されています。

マイルの加算だけでなく、各種特典や補償も活用していきたいと考えている方におすすめできるランクです。

また、ゴールドカードになると入会キャンペーンがとても豪華になるため、一気にANAマイルを貯められます。

プレミアムカード

プレミアムカードは、ANAカードの中では最高ランクに位置するカードです。

年会費を見ても、最も安いANA JCB カードプレミアムで77,000円、最も高いANAダイナース プレミアムカードでは170,500円と他のカードと比較をしても歴然とした違いがあります。

フライトマイルの還元率が高いことはもちろん、旅行者に人気の国内外の空港ラウンジが利用ができるプライオリティ・パス、専用のコンシェルジュ、レストラン利用時に1名分無料など、数多くの有料サービスが年会費だけで利用できる点が特徴です。

またステータスカードとしての役割も果たし、会食や接待、デートの際などに活用すれば、相手に良い印象を与えることができます。

ANAカードの国際ブランドごとの違い

ANAカードには5つの国際ブランドがあります。JCBとアメックス、ダイナース、Visa、Mastercardの5つです(VisaとMastercardは、ほとんど一緒なので、同じ括りで解説します)

スクロールできます
国際ブランドコメント
JCB年会費を抑えつつ、カード決済でマイルを貯めたい方向け
AMEX入会特典が豪華なので大量のマイルを貯めたい方向け
Dinersステータス性が高いので、それを求める方向け
VIsa / Mastercard2024年現在、発行に値するANAカードはなし

JCB

JCBカードには、JCBスターメンバーズと呼ばれる制度があり、年間のクレジットカード利用額に応じて、翌年のOki Dokiポイントの倍率がアップが行われます。300万円が最大上限に設定されているため、決して達成が難しい基準でないこともおすすめのポイントです。

マイルを効率的に貯めるのであれば、日頃のお買い物などでJCBのカードを活用していきましょう。

またゴールドカード以上であれば世界各地にある空港ラウンジを1回US35ドルで利用ができるラウンジ・キーが付帯するのもJCBカードの特徴です。

その他には、東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンへの招待イベント、ハワイ「ワイキキトロリー」が無料で利用できるなど、各種キャンペーンも充実しています。

AMEX

アメックスのANAカードは、特典やサービスの他に万が一の際に心強い各種保険・補償が充実している点が魅力です。

以下は、カード別に使える保険・補償一覧です。上位ランクのカードほど手厚い内容が用意されています。

保険・補償ANAアメックスANAアメックスゴールドANAアメックスプレミアム
旅行傷害保険
海外旅行時の航空便遅延費用補償
個人賠償責任保険
ショッピング・プロテクション®
オンライン・プロテクション
スマートフォン・プロテクション
リターン・プロテクション
キャンセル・プロテクション
ホームウェア・プロテクション
ワランティ・プラス

また、貯めたポイントをマイルに交換するために必要な「ポイント移行コース」(年間参加費6,600円)に加入をすると、ポイントの有効期限が無期限となるのもおすすめポイントです(ゴールドとプレミアムでは、ポイント移行コースに加入する必要なく、マイルへの交換が可能です)

Diners

ANAダイナースカードの特徴は、貯めたポイントに有効期限が無いことです。また、ポイントからマイルへ交換をする際に年間の上限を設けているカード会社もありますが、Dinersカードは無制限で交換可能です。

そのため飛行機を利用する機会が少ない人でもポイントを無駄にすることなく、活用できるメリットがあります。

また、ANAダイナース プレミアムカードであればカード会社の提携ラウンジとプライオリティ・パスのラウンジの他に、国内線のANAラウンジを無料で利用ができるのも特徴のひとつです。

ANAの国内線ラウンジが利用できるクレジットカードは数少ないため、飛行機を利用することが多い方は、そのメリットを十分に感じていただくことができます。

Visa/Mastercard

Visa/MastercardのANAカードは、4つのカードランクそれぞれに用意されているため、選択肢が多いのが特徴です。

またANA一般カードでも、最高1,000万円の旅行傷害保険、年間100万円までのショッピング補償が付帯されます。実質年会費無料で保有ができるカードもあるため、現金払いをするより補償等を加味するとお得であることがわかります。

しかし、VisaとMastercardは強みが少なく、2024年現在では正直発行するに値するANAカードはありません。

ANAカードの基礎知識まとめ
  • ANAカードは4つの国際ブランドと4つのグレードからなる
  • おすすめのグレードは、一般もしくはゴールド
  • おすすめの国際ブランドは、アメックスもしくはJCB

ANAカードの選び方

ANAカードのグレードや国際ブランドの違いが理解できたところで、実際にどのような観点でカードを選べば良いかについて解説します。

開催中のキャンペーンを優先する

1つ目が開催中のキャンペーンを優先する観点です。

ANAのマイルは基本的にお買い物やフライトで貯めますが、長距離路線のフライトを多数利用する、高額な決済を頻繁にするといった方でなければ、一度に大量のマイルを獲得することはできません。

一方で、ANAカードの新規入会キャンペーンは一度に大量のANAマイルを獲得できるチャンスです。

カード名キャンペーン特典
ソラチカゴールドカード合計230,500マイル
ANA JCB ワイドゴールドカード合計205,000マイル
ANAアメックスゴールドカード合計80,000マイル
ANAダイナースカード合計149,000マイル
ソラチカカード合計86,500マイル
ANAアメックスカード合計24,000マイル

上記は現在開催中のキャンペーンで獲得できるマイルの一覧で、ソラチカゴールドカードの場合は、最大で230,500マイルを獲得できます。

ソラチカゴールドカードでは1,000円の利用で1ポイントが獲得でき、1ポイント=10マイルへ交換できます。

つまり、230,500マイルを通常のショッピング利用で獲得する場合、23,050,000円(2300万円 笑)の決済が必要です。この金額を日常の支払いで達成することは難しいため、キャンペーンがいかにお得であるかがわかります。

注意点としては、各種キャンペーンでマイルを獲得するためには、「入会後3ヶ月以内に、30万円以上の決済が必要」などの条件を設けている点です。

条件についてはカードによって異なるため、日頃のカード利用額などを考慮しながら、達成できる条件のカードへ申込みを行ってください。

カード決済額と飛行機利用から逆算する

ANAカードの決済額から逆算する

基本的にANAカードはどの種類のカードを選んでも、年会費の支払いが必要なクレジットカードです。

年会費の元を取るためには、年間の決済金額から、どのくらいのマイルを獲得できるを考える必要があります。

年間決済額50万円100万円200万円400万円600万円
還元率:0.5%2,5005,00010,00020,00030,000
還元率:1.0%5,00010,00020,00040,00060,000
還元率:1.5%6,50015,00030,00060,00090,000

一旦「マイルはどのくらいの価値があるのか?」を整理します。

そもそもマイルの価値は変動します。

区間ごとで必要マイル数が固定ですが、ふつうに購入する場合の金額が変動するためです。

一例を挙げると、10月8日〜5日に東京〜沖縄を往復するのに必要なマイル数が18,000マイルであり、一般航空券が35,700円(2024年9月1日時点)なので、1マイルあたり2円ほどの価値です。

座席のグレードが上がるほど、距離が遠くなるほど、マイルの価値は高まり、東京〜ニューヨークのファーストクラスに乗る場合には1マイル=15円の価値になるケースもあります。

なので低く見積もっても、1マイル=2円と考えるのがおすすめです。

マイルの価値は高いので「お得に済ませるために年会費が安いANAカードにしよう」と考えると損してしまう可能性があります。

仮に1マイル=3円と仮定してANA JCBカード(年会費:2,200円/マイル還元率:0.5%)と、ANA JCBゴールドカード(年会費:15,400円/マイル還元率:1.0%)の損益分岐点を計算してみます。

50万円決済100万円決済150万円決済200万円決済
ANA JCBカード5,300円12,800円20,300円27,800円
ANA JCBゴールド-400円14,600円29,600円44,600円
差分-5,700円1,800円9,300円16,800円

上記の通り、年間のカード決済額が100万円以上なら、ANA JCBゴールドの方が結果的に得します。月々10万円以上のカード決済があるなら、ゴールドカード以上で考えてOKです。

ANAカードのボーナスフライトマイルから逆算する

ANAカードを持つことで、ANAグループの飛行機を利用した際に、通常もらえるフライトマイルに加えてボーナスマイルがもらえます。

グレードごとにどのくらいのフライトマイルがもらえるかについて説明します。

グレードごとに積算率が異なります。

  • 一般カード:10%
  • ワイドカード:25%
  • ゴールドカード:25%
  • プレミアムカード:50%

数字だけ見ると大きな差があると感じますが、実際はそうではありません。

2024年9月1日現在で2024年10月8日の羽田から那覇で利用運賃が運賃3(積算率100%)の場合だと、グレードごとで獲得できるマイル数は以下の通りです。

グレードフライトマイルボーナスマイル合計
一般984マイル98マイル1,082マイル
ワイド984マイル246マイル1,230マイル
ゴールド984マイル246マイル1,230マイル
プレミアム984マイル492マイル1,476マイル

東京〜沖縄で飛行機を利用しても、一般カードとプレミアムカードでも394マイルの違いしかありません。

飛行機の利用回数が少ない方であれば、フライトで貯まるマイルはそこまで多くないため、フライトマイルのボーナスマイルは気にしなくても大丈夫です。

ANAカードの選び方まとめ
  • 開催中の入会キャンペーンを第一優先する
  • 次に年間のカード決済額で考える
  • 年間100万円以上のカード決済ならゴールド
  • フライトマイルの積算率は気にしなくてOK

ANAカードでの注意点

ANAカードを選ぶ上で、抑えておきたい注意点についても解説します。

マイル移行手数料が必要なケースがある

一部のANAカードには、各カードで貯めたポイントからANAのマイルへ交換をする際に、年会費などの手数料を設けているケースがあります。

以下がその一例で、例えばANAアメックスカードであれば、年間で6,600円の支払いを行わなければ、ポイントからマイルへ交換をすることができません。

対象カード移行レートマイル移行手数料
・ANA JCB一般カード
・ANA JCBワイドカード
・ソラチカ一般カード
1ポイント=10マイル
※Oki Dokiポイント
5,500円(年間)
・ANA VISA Suicaカード
・ANA TOKYU POINT ClubQ
・PASMO マスターカード
・ANA VISA nimocaカード
1ポイント=2マイル
※Vポイント
6,600円(4/1~翌年3/31)
・ANAアメックス1,000ポイント=1,000マイル6,600円(年間)

カード本体の年会費とは別に支払いを行う必要があるため、年間のコストとして年会費+マイル移行手数料も考慮してカード選びをすることが重要です。

アメックスカードであれば、ANAアメックス・ゴールド、ANAアメックス・プレミアムなどマイル移行手数料が不要なカードもあります。移行手数料を払うよりも、特典などが充実したワンランク上のカードを選ぶのもおすすめです。

ポイントの有効期限がある

各種ANAカードで貯めたポイントには有効期限がある点も注意が必要です。提携カード会社により、ポイントの有効期限は異なります。

例えば、ソラチカカードカードで貯まるメトロポイントの場合は、獲得した年の翌年度の3月末日が有効期限です。

ポイントの種類有効期限
Oki Dokiポイント一般カード:獲得月から2年(24ヵ月)後の15日まで
ゴールドカード:獲得月から3年(36ヵ月)後の15日まで
Vポイントポイントの最終変動日(貯める・使う・交換する)から1年間
メトロポイント4月1日から翌年3月末日までの間(当年度)は、翌年度の3月末日まで
メンバーシップリワード有効期限は最大3年
ANAアメックスゴールド/プレミアムは無期限

ANAマイルに移行後にも注意

ANAカードを使って貯まったポイントをANAマイルへ交換をすると、ANAマイルとしての有効期間のカウントが始まります。ANAマイルは、基本的に3年間が有効期限です。

そのため貯めたポイントをANAマイルに交換するのであれば、ポイントの有効期限+ANAマイルの有効期限が実質的な有効期限になること覚えておきましょう。

Vポイントのように有効期限を延長できるような仕組みであれば、ANAマイルに交換してしまうと3年の有効期限でマイルがなくなります。

こまめにマイルへ交換をするのではなく、飛行機を利用する際にまとめて交換をするといった活用方法がおすすめです。

ポイントや特典、スペックの改悪がある

カード保有後に、特典やサービスに関する変更が行われる可能性があることも、申し込み前に理解をしておく必要があります。

昨今では人件費や物価の高騰により、プラスではなくマイナスの改定(改悪)が行われているケースが多いです。

一例として上げると、ANAカードでは下記のような改悪が過去には行われています。

ANAワイドゴールドカード

  • 旅行傷害保険が自動付帯から、利用付帯に変更
  • Visa/Mastercardブランドで実施された板、マイ・ペースリポ利用時のポイント還元率UP施策の廃止
  • 年間の支払金額に応じた、ボーナスポイントの終了

ANAアメックスゴールド

  • リターン・プロテクションの補償対象が改悪

ソラチカカード

  • LINEポイント→メトロポイント→ANAマイルへの交換ができなくなった

カードの改悪は突然発表されることが多いため、カード保有後もカード会社などから発表される情報は定期的に確認をしておきましょう。

もしカードが改悪した場合には、メインカードを交換すればOKです。いろいろな支払いに設定していたら再設定が面倒なのがデメリットですが、モンゴルの遊牧民のようにメインカードを変えるのが、ANAマイルを貯める宿命かもしれません笑

僕自身、元々ANA Visaワイドゴールドカードを使っていましたが、改悪がありANAアメックスゴールドに切り替えて、その後はソラチカゴールドカードに切り替えています。

ANAカードおすすめランキング

ANAアメックスゴールドカード

カード名ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
国際ブランドAMEX
年会費34,100円
マイル還元率1.0%(最大2.0%)
空港ラウンジ国内28か所、海外1か所
プライオリティ・パス(年間2回まで無料)
海外旅行傷害保険最大1億円
国内旅行傷害保険最大5,000万円
キャンペーン情報最大80,000マイル

ANAアメックスゴールドは、アメックスが提携しているANAカードの中では中間のランクに位置するカードです。

カード決済で貯めたポイントに有効期限が無い、ポイントからマイルに交換をする際に手数料がかからないなど、ANAマイルを活用するのであれば、特典・カード年会費のバランスが取れた1枚です。

また国内空港のカードラウンジ、年間2回まで無料でプライオリティ・パスラウンジが使えるなど旅行が好きな方には嬉しい特典が用意されています。

クレジットカードとして活用する面においては、年間の利用可能枠に一律の制限を設けていないのもアメックスの特徴です。

カードの利用履歴や信用情報に基づき、最適な限度額の設定が行われるため、大きな買い物をする頻度の高い方にもおすすめです。

ANAアメックスカード

カード名ANAアメリカン・エキスプレス・カード
国際ブランドAMEX
年会費7,700円
マイル還元率1.0%(最大2.0%)
空港ラウンジ国内28か所、海外1か所
海外旅行傷害保険最大3,000万円
国内旅行傷害保険最大2,000万円
キャンペーン情報最大24,000マイル

ANAアメックスは、年会費を抑えながらも、クレジットカードならではの便利な特典を活用したいと考えている方におすすめのカードです。

国内28か所、海外1か所の空港ラウンジ、空港周辺パーキングの優待、コンサートのチケット先行予約などの特典が利用できます。

注意点としては、メンバーシップ・リワード®で貯めたポイントをANAマイルに交換する際は、年間6,600円の「ポイント移行コース」に登録が必要な点です。

つまりANAマイルを貯める目的でANAアメックスカードを保有するのであれば、カードの年会費と合わせて14,300円が必要です。

一方で、上位ランクのANAアメックスゴールドカードの年会費と比較をしても半額以下のため、アメックスの各種特典が利用できると考えるとお得な一枚です。

ANAダイナースカード

カード名ANAダイナースカード
国際ブランドDiners Club
年会費29,700円
マイル還元率1.0%(最大1.2%)
空港ラウンジ国内外1,500箇所以上
海外旅行傷害保険最高1億円
国内旅行傷害保険最高1億円
キャンペーン情報合計150,000マイル

ANAダイナースカードの特徴は、以下の3点です。

  • カード決済で貯まるポイントに有効期限がない
  • ポイントからマイルへ交換をする際に、年間の上限がない
  • ポイントからマイルへ交換をする際に、手数料が不要

どれもANAのマイルを活用するには、魅力的な内容であることがわかります。

また、ダイナースクラブが利用可能で、年間10回まで海外の空港ラウンジが利用できる、海外旅行の際に空港から自宅まで手荷物を無料宅配、国内の宿に優待価格で宿泊できるといった特典があります。

ANAのマイル活用だけでなく、旅好き・出張が多い方には喜ばれる特典が充実しています。

ANA JCBカード

カード名ANA JCBカード
国際ブランドJCB
年会費2,200円
初年度年会費無料
マイル還元率1.0%
空港ラウンジ
海外旅行傷害保険最高1,000万円
国内旅行傷害保険
キャンペーン情報1,000マイル

ANAカードを初めて持つ、どんなカードなのかをまずは試してみたいなど、ANAカード初心者におすすめの1枚です。

ポイントからマイルへの以降に関しては、以下の2つのコースから選択でき、5マイルコースを選択すれば手数料がかかりません。

コース名マイル移行換算率マイル移行手数料
10マイルコースOki Dokiポイント1ポイント=10マイル5,500円
5マイルコースOki Dokiポイント1ポイント=5マイル無料

また、Apple PayやGoogle Pay(TM)、楽天Edyなど各種モバイル決済にも対応している、利便性の高さも人気です。

ソラチカゴールドカード

カード名ソラチカゴールドカード
国際ブランドJCB
年会費15,400円
マイル還元率1.0%(最大1.5625%)
空港ラウンジラウンジ・キー
世界1,400ヵ所以上の空港ラウンジを有料で利用できる
海外旅行傷害保険最高1億円
国内旅行傷害保険最高5,000万円
キャンペーン情報2,000マイル

ソラチカゴールドカードは、最大1.5625%の高いマイル還元率に、空港ラウンジや最高1億円の海外旅行傷害保険など、ゴールドカードらしい充実した補償や特典の充実したカードです。

国内の主要空港のラウンジが無料で利用できる他、ラウンジ・キーが付帯するため、必要に応じて海外のラウンジも有料利用可能です。

年会費の高いクレジットカードにはプライオリティ・パスが付帯しラウンジが無料で利用できますが、海外でのラウンジ利用が年に数回であれば、1回毎にラウンジ利用料を支払う方が結果としてコストダウンに繋がります。

ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード

カード名ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
国際ブランドMastercard
年会費2,200円
初年度年会費無料
マイル還元率0.5%(最大1.5%)
空港ラウンジ
海外旅行傷害保険海外旅行 1,000万円
国内旅行傷害保険国内航空 1,000万円
キャンペーン情報1,000マイル

ANAマイルとTOKYU POINTの相互交換だけでなく、様々な機能が1枚のカードに詰まったクレジットカードです。

TOKYU POINTは、東急グループや全国の加盟店で獲得可能で1〜3%と高い還元率を有しています。

また、搭載されている機能としては以下の5つがあります。

  • ANAマイル
  • TOKYU POINT
  • PASMO
  • 定期券
  • クレジット

PASMOについては、オートチャージ機能への対応、東急線利用時に乗車金額(定期券利用を除く)の3%分のポイント付与など便利な機能・特典も利用できます。

状況別でおすすめのANAカード

年会費無料のANAカードから選びたいならANA JCBカード

ANA JCBカードは年会費2,200円、初年度は年会費無料で利用できます。

また、毎年カードを更新する際には継続特典として1,000マイルの付与が行われます。先程、解説した通り1マイルの価値は2円以上になるため、年会費は実質無料と言っても過言ではありません。

カード決済金額に対してもマイルの加算が行われることを考えると、実質無料でカードの保有ができます

年会費の負担を減らし、ANAカードを保有したい場合はANA JCBカードを活用してください。

キャンペーンで爆発的にマイルを貯めたいならANAアメックスゴールド

ANAアメックスゴールドでは、アメックス主催の入会キャンペーンとして、カード入会後3ヶ月位内に180万円以上の決済をすることで、70,000マイル相当を獲得することが可能です。

  • 入会時:2,000ポイント
  • 入会後3ヶ月以内に合計60万円以上の利用:16,000ポイント
  • 入会後3ヶ月以内に合計100万円以上の利用:12,000ポイント
  • 入会後3ヶ月以内に合計180万円以上の利用:20,000ポイント
  • 通常利用ポイント:18,000ポイント
  • マイ友プログラム:2,000マイル

マイルを爆発的に貯めたいとお考えの方は、ぜひこのキャンペーンをご活用ください。

陸マイラーならANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)

飛行機の利用ではなく、日常のカード利用でマイルを貯めていきたい方におすすめの1枚です。最大1.5625%の高い還元率が実現できます。

年会費は15,400円で他のゴールドカードに比べると価格が抑えられていながら、空港ラウンジなどの各種特典が利用できるなどの特徴があります。

また首都圏にお住いの方で、東京メトロを頻繁に利用する方にもおすすめのカードです。東京メトロ利用時にポイントが貯まり、100メトロポイントを90マイルへ交換できます。

東京メトロの利用でポイントがたまるシーンは以下の通りです。

利用シーン獲得できるメトロポイント
平日・1乗車ごと20ポイント
土休日・1乗車ごと40ポイント
メトポに登録したPASMOで、To Me CARD会員限定ポイントサービス加盟店にてPASMO電子マネーを利用する店舗200円利用ごとに、2ポイント
自動販売機100円利用ごとに、2ポイント
東京メトロの定期券等をクレジット決済する東京メトロ定期券等のお支払い1,000円につき、5ポイント
+カード会社ポイント1ポイント

ポイ活するならANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード

ポイ活サイトで有名な、ハピタス内で貯めたポイントをANAマイルに交換するときに役立つのが、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードです。

通常ハピタス内で貯めたポイントを、直接ANAマイルに交換をすることはできません。ただし、下記の方法を使えばANAマイルに交換すること可能です。

ポイ活をされている方で、ANAマイルを貯めていきたいと考えている方はぜひこの方法を活用してください。

STEP
ハピタスのポイントをドットマネーギフトに交換する

交換レート:500pt → 500マネー

STEP
ドットマネーをTOKYU POINTに交換する

交換レート:300マネー → 300ポイント

STEP
TOKYU POINTをANAマイルに交換する

交換レート:1,000ポイント → 750マイル

ポイ活には必須のカードである一方で、マイルの還元率や特典等はそこまで多いカードではありません。

年会費が2,200円と比較的安いため、他のANAカードと併用して保有されることをおすすめします。

法人向けのANAカードを持ちたいならANAダイナースカード

個人事業主の方や中小企業の経営者の方で、申込みの手続き簡素化して、法人向けのカードを持ちたいと考えている方におすすめなのがANAダイナースカードです。

ANAダイナースカードへ個人として申し込みを行い、ビジネス・アカウントカード(経費決済専用カード)を発行することで法人向けのカードとして利用ができます。

ビジネス・アカウントカード(経費決済専用カード)には、以下の特徴があります。

  • 本会員カードとは別の支払口座の設定が可能
  • 本会員カードとは別のご利用代金明細を発行
  • 法人格を持たない方でも発行可能

本会員と別の銀行口座から支払いを行うことができるため、プライベートとビジネスの金銭管理を分けておこうな事ができます。

またカード発行に関する年会費が5,500円と比較的安価に抑えられているため、別で法人カードを申し込むよりもお得です。

ANAカードにまつわるよくある質問

最後に、ANAカードに関するよくある質問をQ&Aの形式で紹介します。

SFCを設定できるANAカードはどれ?

SFC(スーパーフライヤーズカード)を設定できるクレジットカードは以下の通りです。すべてのANAカードが設定できるわけではない点にはご注意ください。また、詳細は公式ホームページも合わせてご覧ください。

  • ANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)
  • ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード
  • ANAダイナース スーパーフライヤーズカード
  • ANAアメリカン・エキスプレス®スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード
  • ANA JCBスーパーフライヤーズカード プレミアム
  • ANAダイナーススーパーフライヤーズ プレミアムカード
  • ANA VISAプラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカード
  • ANAアメリカン・エキスプレス® スーパーフライヤーズ・プレミアム・カード

陸マイラーにぴったりなANAカードはある?

通称「ソラチカゴールドカード」、正式名称「ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD」がおすすめです。メトロポイントからのマイルへの交換、最大1.5625%のマイル還元率など、飛行機に乗らなくてもマイルを効率的に貯めることが可能です。

ANAカード以外にANAマイルが貯まるカードはある?

アメリカン・エクスプレスから発行されている、グリーン/ゴールド・プリファード/プラチナカード、Mastercardブランドのラグジュアリカードなどは、ポイントからANAのマイルへ交換可能です。

カード名称手数料交換レート
AMEX
グリーン/ゴールド・プリファード/プラチナカード
年6,600円メンバーシップ・リワード・プラス加入時:1,000ポイント=1,000マイル
未加入:2,000ポイント=1,000マイル
Mastercard®
Gold Card™/Black Card™/Titanium Card™
無料1,000ポイント=600マイル

ANAカードは何種類も保有できる?

ANAアメックスゴールドやANA JCBカードなどのように、発行会社が違うカードであれば複数枚の保有が可能です。

複数枚のANAカードを保有する際は、ANAのマイレージ口座を統合し、複数のカードで貯めたマイルを一括で利用できるよう設定するのがおすすめです。

マイル口座の統合方法については、公式ホームページでご確認ください。

ANAカードに法人カードはある?

法人カードとして用意されているANAカードには、以下の4種類があります。

カード名称国際ブランド
一般カードVISA・Mastercard・JCB
ワイドカードVISA・Mastercard・JCB
ワイドゴールドカードVISA・Mastercard・JCB
ダイナースクラブカードダイナースクラブ

ANAカードの入会キャンペーンは何度も使える?

できません。基本的に入会キャンペーンは新規の顧客をターゲットです。また一度解約して、再度入会するなどの場合も2年以上の時間が経過しているなど細かな制限が設けられています。

おすすめのANAカードまとめ

ANAカードは20以上のラインナップがありますが、選ぶべきカードはかなり絞られます。

自分の状況(飛行機に乗るか・年間決済額はどのくらいか)について整理しておくと、ANAカードはすぐに選べます。

とはいえ、ANAカード選びで大事なのは「入会キャンペーン」をしっかりチェックすることです。

ANAマイルを貯めるのにもっとも効率的なのが入会キャンペーンの活用であり、どれだけマイル還元率が高いカードであっても入会キャンペーンで得られるマイルとは雲泥の差です。

2024年11月現在では、ANAアメックスゴールドがおすすめです。入会+利用で合計150,000マイル以上もらえるのですが、これはハワイ5往復分ほどに匹敵します。

ANAカードの入会キャンペーンは、時期によってお得さが全く違います。いいタイミングで発行することが、マイルを大量に貯めるコツですので、タイミングを間違えないようにしましょう。

もし欲しいANAカードがあった場合には、まず入会キャンペーンがすごいカードを発行してマイルをもらい、1年後ほどで解約して欲しかったANAカードを発行するのがおすすめです。

以上、おすすめのANAカードについてでした。

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